「京都アリーナ高い期待」新聞報道の誤りについて
10月2日、京都新聞はこのような見出しで、アリーナに関すして向日市が行ったLINEアンケート調査の結果を報じました。この分析・評価には重大な間違いがあり、読者を誤った認識に誘導するものです。以下に解説します。
(1)そもそも「何を期待するか?」をたずねたアンケートであること
1問だけ「不安に思うこと」を聞いていますが、その他多くの設問は「期待すること」「興味があること」を聞いています。アンケート回答が多かったことは「高い関心」とすべきです。
(2)数値分析に致命的誤り
複数回答可の設問に対する回答率の出し方が間違っています。例えば整備にあたっての不安では、「交通渋滞」が21.8%と報道されていますが、実際には回答者数3,583人のうち3,175人、89%です。なぜこんなに違うのかというと、回答率を回答者数3,583で割らずに、全回答数14,597(複数回答可のため)で割っているからです。実に9割弱人が「交通渋滞が不安」と答えているのです。これは完全に誤った報道と言えます(但しこれは大本の向日市の発表の仕方に問題があります)。
同様に、自由記述欄の回答も誤った報道になっています。
「道路や周辺整備を求める意見が29.8%」「反対8.8%」と報じられていますが、これも同様に分母を間違えているため、実際には、それぞれ50.0%、14.7%です。
市民に誤った認識を与えかねない報道内容に対して京都新聞に指摘し、来週当会にも取材することになりました。
※京都新聞のweb記事が以下で見れます。見出しが紙面のもの(高い期待)から高い関心になっています。しかし本文の内容は変わっていません。
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1344024
